少し前ですが、2作目『Witness』が出たベンジャミン・ブッカー。デビュー作『Benjamin Booker』の時は久々に衝撃的な新人だと思ったけど、2作目もいいです。個人的にはこっちのが好きです。1曲目から全開で、10曲32分とまさに疾走感そのものなアルバムです。王道ロックチューンからスモーキーブルーズまで才能がぎゅっと詰まった1枚です。パンクでブルージーなロッカーですが、歌詞は社会風刺的であったり、若者のフラストレーションを汲み取った内容であったりと、詩的な才能も持ち合わせているようです(僕はあまり歌詞を読まないし理解できないので誰かの受け売りです)。しかしラフトレードはさすがですね。こころなしか、日本での注目度が少し低い気がするのは僕だけでしょうか?