最近(に限ったことではないのかもしれないが)よくあるパターンではある。まだデビューアルバムも出していないし、少しライブをしているだけ(CalJamでも演ったらしい)なのにやたら持ち上げて、あおってあおってから、デビューアルバムの発売。デイヴグロールが、ジェラルドウェイが絶賛、エルトンも認めた、という冠詞をつけての宣伝文句も常套手段である。そして極めつけはラフ・トレード。またかと思いつつも、今日発売のデビューアルバムを聴いてみるといかんせんなかなか良かった。90年代グランジが大きく影響しているサウンドにアロウ・デ・ワイルド(Rockな名前だ)の気怠い声(と奇特なパフォーマンス)がオルタナ好きの耳を引き寄せます。早速来日して名古屋の小さい箱で演るみたいなので見に行ってこようかと思います。若いバンドなのでまだまだこのままのサウンドで洗練されていって欲しいですね。